冬の積雪・災害時のBCP対策にも。発電機一体型の遠赤外線融雪機の活用法とは

台風、地震、記録的な大雪――
自然災害は、予期せぬ時に発生します。
特に冬の災害は、停電による寒さや、雪による救出や復旧作業の遅れなど、命にかかわる課題も増加します。そのため、事前のBCP対策が非常に重要です。
本記事では、冬の災害対策で必要な「電源」「防寒」「積雪対策」の確保という視点から、企業や自治体が備えるべき課題を整理し、その解決策のひとつをご紹介します。
冬の災害現場が抱える課題

大雪による立ち往生・停電・孤立
近年、短時間に記録的な積雪をもたらす大雪が各地で発生し、車両の大規模な立ち往生や、停電、集落の孤立といった被害が繰り返されています。
かつては「数十年に一度」とされた規模の雪害が、毎年のように起こる時代になりました。積もってから除雪するという従来の対応では、被害の拡大に追いつかないケースが増えています。
地震などの複合災害への対応
雪害だけではありません。地震や豪雨などの自然災害が頻発する中、積雪期に被災する「複合災害」への備えが求められています。
令和6年1月に発生した能登半島地震において、停電と寒さにより避難生活は一層厳しいものになりました。
冬の被災地では、避難所の除雪や、寒さによる避難者の健康被害への対策が同時に必要になります。
「融雪」「非常用電源」「寒さ対策」の3つを一度に確保できる手段が、災害対策の現場で求められているのです。
除雪による復旧の遅れ・作業員の安全確保
災害の復旧現場や建設現場においても、同様の課題が生じます。
人手不足の中で除雪に人員を割くことにより、復旧作業が遅れ、更なる二次災害にもつながりかねません。
仮設電源が届かない現場では、融雪機やヒーターを使いたくても使えません。凍結した仮設通路での転倒事故は、労災リスクとしても看過できない問題です。
災害時に必要な融雪対策とは

前章の課題を踏まえると、災害時の現場で活躍する融雪対策には、次の3つの条件が求められます。
- 「電源がなくても動く」こと
停電が発生した被災地や、仮設電源のない建設現場でも運転できることが大前提です。
- 「必要な場所へすぐ運べる」こと
避難所の出入口、仮設通路、資材置き場など、雪の課題は日々場所を変えます。一人でも移動でき、置くだけで使えることが重要です。
- 「融雪以外にも使える」こと
災害時に必要なのは融雪だけではありません。1台で電源や暖も確保できれば、限られた資機材で最大限の効果を発揮できます。
発電機一体型の遠赤外線融雪機「ポータブル解けルモ」とは

ポータブル解けルモは、国土交通省の新技術情報提供システムNETISに登録された遠赤外線融雪装置「解けルモ」の、シリーズ初の発電機一体型製品です。
既存の解けルモが持つ「上から照射して雪を積もらせない」という融雪性能はそのままに、電源不要・移動式という新たな価値を加えました。
電源不要・移動式・置くだけで即戦力
発電機一体型のため、商用電源のない場所でもそのまま融雪を開始できます。
燃料は無鉛ガソリンで、タンク容量は17L。満タン1回で約5~6時間の連続使用が可能です。ポールの高さはハンドルで1,735mmから3,555mmまで自在に調整でき、融雪範囲はおよそ直径4~5.2mをカバーします。
キャスター付きで移動も容易なため、必要な場所に置くだけで即戦力になります。
遠赤外線だからできる「上から融かす」融雪

解けルモの遠赤外線は、太陽光と同じように風や気温の影響を受けにくいのが特徴です。
上方から照射した遠赤外線が雪や氷の分子を振動させて熱エネルギーに変え、直接融かします。
路面全体を温める埋設型と異なり、必要な場所だけをピンポイントで融雪可能です。1台あたり約10㎡を融雪範囲を確保することができ、無駄なく効率的に雪を融かします。
1台3役で災害現場を支える
ポータブル解けルモの強みは、融雪機にとどまらない点にあります。
搭載する発電機は200V/100Vの出力に対応。ガソリンがあれば、発電機として照明やスマートフォンの充電、電動工具などの外部機器へ給電できます。
さらに、遠赤外線ランプの照射熱により、屋外作業や避難導線を融雪しながら、人々が暖をとるスポットとしても活用できます。
「融雪」「非常用電源」「寒さ対策」の3つを1台でまかなえることが、冬の被災地や建設現場で大きな安心につながります。
ポータブル解けルモの活用シーン例
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災害時|避難所の出入口・仮設通路・非常口
避難所の出入口や仮設通路の凍結を防ぎ、避難者や支援物資の動線を確保します。
停電時には発電機から照明や通信機器へ給電し、遠赤外線の暖で屋外の待機場所を温めることも可能です。
建設現場|冬季の転倒事故防止・安全確保
作業エリアや仮設通路を自動融雪することで、転倒事故の防止にも役立ちます。仮設電源のない現場でも、電動工具や照明の電源として活用でき、冬季の安全な施工を支えます。
また必要な箇所をスポット融雪し、人力による除雪作業のロスを削減します。
自治体・インフラ|停電時の重要設備周辺、道路管理拠点
変電設備や通信設備の周辺、道路管理拠点など、停電時にも機能を維持しなければならない場所に配備することで、雪と非常用電源の両方の備えになります。
平時の備えとして|物流拠点や施設の一時的な融雪ニーズ
災害時だけでなく、搬入口、イベント会場など、一時的に融雪が必要な場面でも活躍します。平時から使える設備だからこそ、災害用備品としての投資対効果も高まります。
導入前に知っておきたいポイント

固定式との使い分け
常時融雪したい場所には、天井・壁面・ポールに設置する固定式の解けルモ(TK-C4000/TK-C6000/TK-C2000)が適しています。
一方、緊急対応や仮設現場、場所を変えながら使いたい用途にはポータブル解けルモが最適です。
両者を組み合わせることで、施設全体の雪害対策をより柔軟に設計できます。
ランニングコストとメンテナンス
遠赤外線ランプは3,000時間の耐久テストをクリアした消耗品で、ランプ単体での交換購入が可能です。埋設型と異なり、メンテナンスは消耗品の交換のみで、点検や修理もいつでも簡単に行えます。
まとめ

昨今頻発する自然災害は、いつ・どこで発生してもおかしくありません。
特に真冬に発生してしまうと、二重・三重の被害にもつながりかねないため、発生前の十分なBCP対策が求められています。
電源がなくても、工事をしなくても、今日から使える――発電機一体型・遠赤外線融雪「ポータブル解けルモ」は、これらの課題解決に役立つ選択肢の一つです。
大雪や複合災害への備え、冬季の建設現場の安全確保をご検討中の企業・自治体のご担当者様は、ぜひ一度お問い合わせください。
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