なぜ今「スマートごみ箱」なのか?都市美化とDXを両立する次世代インフラを徹底解説

街なかのごみ箱が、都市の未来を変えようとしています。
観光客があふれる繁華街、観光地や商業施設——こうした場所で「ごみ箱が溢れて景観を損ねている」という声は、全国の自治体・事業者が抱える共通の悩みです。
こうした課題を解決するために注目されているのが、IoTやAIを活用した「スマートごみ箱」。
本記事では、スマートごみ箱が社会に必要とされる背景から、スマートごみ箱の具体的な製品事例をご紹介します。
スマートごみ箱の需要が高まる理由
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近年、急速に注目を浴び始めている「スマートゴミ箱」。
その背景には、現代社会が抱えるいくつかの課題があります。
都市化とオーバーツーリズムが引き起こすごみ問題
訪日旅行客の増加などにより、都市部のごみ排出量は増加しています。
観光地を中心に人流が集中する駅の中やバスターミナル、公共施設、商業施設などでは、既存のごみ箱キャパシティが追いつかず、満杯によるごみの溢れ・散乱が慢性化。
街の印象を大きく損なうことにも繋がるため、こうした街インフラにおける廃棄物管理の改善が多くの場所で求められています。
世界的に高まる「持続可能なごみ管理」の重要性
循環型経済への移行が世界的な課題となる中、廃棄物管理のあり方も大きく見直されています。
ごみの収集・分別・リサイクルを適切に機能させるには、ルールや啓発だけでなく、それを支える物理的な仕組み=廃棄物インフラの整備が必要です。
実際に、欧米の主要都市ではすでにスマートごみ箱の導入が進んでおり、廃棄物管理は都市DXの重要な柱となりつつあります。
環境規制の強化とプラスチック問題の深刻化
近年、プラスチックごみによる海洋汚染などの環境問題が深刻化し、各国で規制が強化されています。
特に海洋プラスチック汚染問題は深刻で、海の生物への影響だけでなく、私たち人体への悪影響も懸念されており、対応が急がれています。
海ごみの8割は街から来ると言われており、街でしっかりとごみを分別・正しく捨てることが、非常に重要な対策となります。そのため、「ごみ箱の段階から正しく分別させる仕組み」の整備が急務となっているのです。
スマートごみ箱の種類と基本機能

一口に「スマートごみ箱」といっても、その機能はさまざまです。代表的な3つのタイプを整理します。
| タイプ | 主な機能 | 導入メリット |
| センサー式 | 満杯検知・非接触投入 | 無駄な回収を減らし、衛生面も向上 |
| 自動圧縮式 | ごみを自動で圧縮 | 容量が最大4~5倍に。回収頻度を大幅削減 |
| IoT対応 | 遠隔での状態確認・管理 | 複数拠点を一元管理。現場の負担を軽減 |
センサー式ごみ箱(満杯検知・非接触)

内蔵センサーがごみの量をリアルタイムで検知し、満杯になると管理者へ通知します。適切なタイミングでゴミの回収ができるため、ごみ溢れによる景観の悪化を防ぎます。
自動圧縮式ごみ箱(回収効率の最大化)

投入されたごみを自動で圧縮することで、通常の4〜5倍の容量を確保できます。回収の頻度が減るため、人件費・車両コストの削減に直結します。人手不足が深刻な現場ほど、効果を発揮します。
IoT対応ごみ箱(遠隔での管理・運用)

各ごみ箱のごみ量・位置・稼働状況等をスマートフォンやパソコンから確認でき、通知とレポート機能で運用を一元管理。
「どこのごみ箱が、いつ、どれだけ使われているか」を把握することで、回収ルートや設置場所の見直しなど、運用の改善につなげられます。
国産IoTスマートごみ箱「Reebo」の特徴

スマートごみ箱が注目される中、エルコムが開発したのがIoTスマートごみ箱「Reebo(リーボ)」です。センサー・自動圧縮・IoT機能・デジタルサイネージまでを一台に凝縮した、日本発の次世代ごみ箱インフラです。
センサー・自動圧縮・IoT・DXをひとつに

Reeboの最大の強みは、複数の機能を一台で実現できる点です。
| 機能 | 内容 |
| 自動圧縮 | 投入ごみを自動で圧縮。容量を最大約4倍に拡張 |
| 満杯検知センサー | ごみ量をリアルタイムで検知し、管理者へ自動通知 |
| IoT遠隔管理 | 複数拠点のごみ箱をスマホ・PCから一括管理 |
| デジタルサイネージ | 分別案内・広告・多言語表示などに対応(オプション) |
| AIカメラ | 人の流れを分析し、最適な情報を自動表示(オプション) |
| マグネットラッピング | 景観やイベントに合わせて外観を自由に着せ替え |
| 回収設計 | 「設置して終わり」ではなく、収集導線の構築まで提案可能 |
これらを組み合わせることで、ごみ箱が単なる容器ではなく、街のスマートインフラとして機能します。
他にはない「国産スマートごみ箱」
海外製品の多くは大型・高出力・画一的な仕様が多く、サイズが合わず設置を断念するケースも少なくありません。
一方Reeboは、日本の公共空間や商業施設に求められる省スペース性・静音性・安全性・カスタマイズ性を重視した小型国内仕様で、従来のごみ箱とほぼ同じスペースに設置できます。
また、国内拠点によるメンテナンス・部品供給体制を整えており、「導入して終わり」ではなく、長期にわたって安心して使い続けられるサポート体制が整っています。
導入後の運用改善までをサポート
スマートゴミ箱の導入が起こりがちなのが、せっかくコストをかけて導入してもその後の運用が上手くいかない、という事例です。
【例】
- 自動圧縮ごみ箱を導入したが、ごみ回収業者が見つからず、結局は人手による回収を行わざるを得なかった。
- 導入後の運用をすべて現場任せにした結果、期待したような効果が得られなかった。
Reeboは、海ごみ問題を始めとする環境課題に取り組む株式会社エルコムが開発・販売しています。
ごみの回収・収集体制づくりのサポートや、ごみの海洋流出を削減する取り組み(クリーンオーシャンプロジェクト)、プラスチックごみの再資源化・エネルギー化など、さまざまな運用設計をご相談可能です。
綺麗で豊かな海を次世代へ。
私たちは、漂着プラをごみではなく大切なエネルギー源として捉え、再資源化を推進。海洋流出を発生元から抑えるため、“そもそもプラごみを出さない”をテーマに、使用済プラへの対応にも力を入れています。
Reeboの詳細・カタログはこちら
国産IoTスマートごみ箱「Reebo」が実現するDX化・行動変容

Reeboとは、「Recycle box(リサイクルボックス)の略称。
「ごみを捨てる場所」を超え、人の行動を変えるきっかけをつくる装置としても活躍します。
デジタルサイネージによる”ムーブメント化”
Reeboにはオプションでデジタルサイネージも搭載可能。ごみの分別や、リサイクルについての教育・啓発を行うことで、「ごみを捨てる」ことをきっかけに人々の意識を変える効果も期待できます。
「捨てる」という日常の行動を、環境への貢献につなげる体験へと変えることがReeboの目指す姿です。
AIカメラによる人の流れの把握と最適な情報表示
オプションのAIカメラは、周辺を通る人の数や流れを分析し、混雑状況に応じて表示する情報を自動で切り替えられるため、必要な人に、必要なタイミングで案内や環境メッセージを届けることができます。
広告配信への活用も可能で、設置場所によっては広告収益による投資回収も期待できます。
IoTからICTへ——人と情報をつなぐ活用
Reeboは、利用者・管理者・地域をつなぐ情報の拠点としても機能します。
【例】
- 多言語対応:訪日外国人にも直感的に伝わる表示
- わかりやすい分別案内:投入口のデザインや表示で自然に誘導
- ポイント連携(オプション):ごみを捨てるたびにポイントが貯まる仕組み等、継続的な行動変容を後押し
分別やリサイクルを”便利で楽しい体験”として演出することで、適切なごみ分別・処理に貢献しながら、人々の行動変容を促すことも可能です。
Reeboの詳細・カタログはこちら
国産IoTスマートごみ箱「Reebo」の導入に役立つ補助金制度
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スマートゴミ箱は都市環境の整備に必要なインフラとして、導入時の公的な補助制度も増えてきています。
Reeboの導入にも、国や自治体の補助金制度を活用できる場合があります。現在対応している主な制度は以下の通りです。
活用できる補助金制度一覧
| 補助金名 | 対象 | 概要 |
| 【観光庁】オーバーツーリズムの未然防止・抑制をはじめとする観光地の面的受入環境整備促進事業 | 自治体・観光地事業者 | 観光地における受入環境整備を支援。スマートゴミ箱も補助対象。 |
| 【東京都】TOKYOクリーンアップムーブメント(交通結節点・公共施設へのリサイクルステーションの整備支援) | 都内自治体・事業者 | 交通結節点や公共施設へのリサイクルステーション整備を支援。分別促進・環境啓発を目的とした設置が対象。 |
| 【東京都】地域と連携した街の清掃美化推進支援 | 都内自治体・町会・事業者 | 地域ぐるみの清掃美化活動を支援する制度。スマートごみ箱の設置による景観維持・ごみ散乱防止が対象となりうる。 |
このような補助金を活用することで、導入・運用コストを抑えることができる可能性があります。
エルコムでは補助金申請のサポートも無料で承っています。上記以外の補助金も申請対象となる場合もございますので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ|スマートごみ箱は社会に必要な「廃棄物インフラ」へ

都市化・オーバーツーリズム・環境規制の強化——こうした社会の変化が重なる今、スマートゴミ箱の需要は年々高まっています。
国産IoTスマートごみ箱Reeboは、自動圧縮・満杯検知・遠隔管理・デジタルサイネージといった機能を一台に集約することができます。さらに、単なるごみ箱に留まらず、街のリサイクルポイントとして人々の行動変容を促します。
エルコムでは、Reeboの導入に関わる運用設計・回収インフラ・補助金申請支援まで一貫してサポートしております。
「導入を検討したいが、何から始めればよいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせ・資料請求
株式会社エルコムでは、IoTスマートゴミ箱を始めとした環境ソリューション製品の導入・運用をサポートしております。
補助金を活用した導入のご相談など、お気軽にご相談ください。
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